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「イタリアスキー探索隊2004年は何処へ」の巻
 茅ヶ崎花火大会 2003年8月2日 夕闇迫れば富士山がシルエットになって

安倍川花火大会 : 2003年7月26日

 2003年の夏は、太陽の顔を見ないまま終わってしまった。暑くてたまらんと文句は言いつつ、夏は暑くなければどこか虚しい。夏といえば花火。人生は打ち上げ花火。

 7月26日。静岡の安倍川花火大会へ行ってみたが、駅に着いたら大雨。仕方なく駅ビルでビール飲んで雨宿り。打ち上げの頃も小雨残るあいにくの日和であった。人が増えるにつれ足下ぬかるみ、カメラ濡れてはと安倍川大橋の下三脚立てたものの、撮影はあきらめた。その分、花火に集中することができた。

 8月2日。茅ヶ崎は珍しく快晴。夕暮れ前に海岸へ繰り出し、打ち上げを待つ間、シルエットになる富士山をゆっくり眺めた。闇が全てを覆い、海上から打ち上げられる花火の閃光が波間を照らすとどよめきが広がった。

 八月末になってやっと暑さが戻り、久しぶりに静岡へ遠征。興津川上流西里にも出張ることができた。東名高速を降りて由比に立ち寄り、「そば上の」の桜エビ天そばでビールを飲んだ。ついでに、由比の蔵元神沢川酒造に顔出して、「純米正雪」も入手した。

 興津川の清流にラッコ浮かびしながら空を見上げると、カナカナとヒグラシ鳴き、夕闇迫れば、クツワ虫鈴虫キリギリス賑やかな虫の音大合唱。ああ、今年の夏も生き延びたと実感するのであった。

 しかし、もはや夏もここまで。秋の到来を感じる頃は、来シーズンの探索隊の行く先を考えるようになって久しい。三十路半ばまで、スキーのスの字もまったく縁がなかった者に、このような人生が待っていたとは運命は分からないものである。

 恐れ知らずにもイタリアを滑って24年とかの看板掲げ、探索隊と称して毎シーズン、イタリアの山中奥深く分け入るようになるなんて、知らぬ仏のおトミさん。縁あって、スキー渡世の端っこに、身を置くことになったのは我ながら不思議な気がする。


安倍川花火大会 : 2003年7月26日

 ドロミテスーパースキーの12エリアの完全制覇を目指して来た探索隊も、未踏の地は
5番ヴァル・ディ・ファッサ
8番ヴァル・ディ・フィエンメ
9番サンマルティーノ・ディ・カストロッツアの三ヶ所だけとなった。こうなると完全制覇もあと一歩である。勢いに乗り来春早々、ヴァルディファッサとヴァル・ディ・フィエンメに挑戦してみたい。

 実を言うとヴァル・ディ・ファッサへは、03年1月の探索隊最終日にアラッバから遠征したことがある。谷の一部チャンパックとコルロデッラ二ヶ所のスキー場を滑ったのだ。コースと雪質、夢のような景観に大いに満足させて貰った。かくして次なる探索基地も、ヴィーゴ・ディ・ファッサに決まり。

 Val di Fassa(ファッサ渓谷)とVal di Fiemme(フィエンメ渓谷)はその名の通り、渓谷に沿ったスキーエリアである。ミラノからボルツァーノへ向かうアウトストラーダをオーラで降りると、ヴァル・ディ・フィエンメ〜ヴァルディファッサ〜パッソ・ポルドイ〜アラッバ〜コルティナとドロミテ街道が走る。

 街道沿いの主な街はプレダッツオ、カヴァレーゼ、モエナ、ヴィーゴ・ディ・ファッサ、カナツェイなどであるが、これらの街をベースにして、スキー場群が数珠つなぎになっている。

 ヴィーゴ・ディ・ファッサを拠点にするのは、ヴァル・ディ・ファッサだけでなく、ヴァル・ディ・フィエンメにも足を延ばすことができるからである。あわよくばサン・マルティーノ・ディ・カストロッツアも、下見くらいはできるかもしれない。

 しかし、すべてはお天道さん次第。無理せず頑張らず、ヴァルディファッサとヴァル・ディ・フィエンメを滑れればよしとしよう。果たして一挙にドロミテスーパースキー三大エリアへ歩を進めていいものか、それとも05年の楽しみに残しておくべきなのか、迷うところでもありますしネ。

 ドロミテのあとは北部主要都市のひとつ、トレンティーノ・アルトアディジェ州都ボルツァーノ=旧オーストリア帝国の最南の街ボーゼンを探索してみたい。ワイン蔵探索は好評だったアミスターへもう一度寄ることになるだろう。


 第二弾は二月最終土曜発で三月初旬の10日間。2006年トリノオリンピック開催地セストリエーレに先駆けして、ヴィア・ラッテア400km滑走に挑む。

 毎年ワールドカップが開催されるセストリエーレを中核として、サンシカリオ、モンジネーブル(仏)にまたがる総滑走距離400kmという広大なスキー場群はイタリア語でヴィア・ラッテア、英語ではミルキーウェイ(天の川)と呼ばれている。

 一枚のスキーパスで、連絡バスにも乗らないで400kmも滑れるのは、世界中でもここだけ。連係したスキー場としての規模を誇るだけでなく、オリンピックを開催できる受け入れ施設が整っているのだ。オリンピック開催決定後は宿泊費も高くなる傾向なので、今のうちに滑ってしまおうということであります。

 探索隊がセストリエーレを訪れるのは二度目となる。前回は旭川の庄司年治の先導で、まる五日間、朝八時半から夕方六時まで滑ったのに、遂にモンジネーヴル(仏)を走破することができなかった。

 全山制覇一歩手前で、ヴィア・ラッテアは滑っても滑っても終わりがないという印象が残った。セストリエーレを滑るうちスキーに開眼したような気もするし、今回はモンジネーブルを含め全山制覇のリベンジを成し遂げたい。

 セストリエーレ探索のあとは、イタリア三大銘醸ピエモンテ州のバッローロのワイン蔵探索が外せないだろう。バッローロのあとは、ソムリエハラダのために、ファッションの街ミラノへ行ってみることにしたい。

 原田洋一は96年の探索隊発足以来十度も探索隊に参加してきたが、まだ一度もローマもミラノも行ったことがないと言う。これはなんとしても、ミラノへお連れしないわけにはいかないでしょう。それにしてもまあ、イタリア十度も行って、ミラノもローマも見たことがないって、やっぱり探索隊はすばらしい。



茅ヶ崎花火大会 : 2003年8月2日

茅ヶ崎花火大会 : 2003年8月2日

茅ヶ崎花火大会 : 2003年8月2日


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