来春一月のイタリアスキー探索隊は、今年行ったグランデ・グエッラがあまりによかったので、もう一度行ってじっくり挑戦してみようと思う。今度は反時計回りも時間が許せば滑ってしまいたい。帰りにはヴェネツィアへ二泊して久しぶりに海の都を堪能できるようにしたい。
本当は、ディエゴのいるアラッバにも行きたいし、ドロミテスーパースキー完全制覇を目指して一気に(9)サン・マルティーノ・ディ・カストロッツア(10)ヴァッレ・イザルコを探索したかったのだが、調べてみるとこの二つのスキー場は地理的にかなり離れていて、いっぺんに制覇するのはとても無理だと分かった。
そこで、三月の探索隊でヴァッレ・イザルコに挑戦して、ついでに、(2)クロンプラッツと(4)ヴァルガルデナの中で、まだ足を踏み入れていないオルティゼイ=ORTISEIを滑ることにしようと思う。出発日は二月最終か三月最初の金曜日か土曜日。日程は10日間で、帰りの都市はベルガモはどうだろうか。
恒例となったワイン蔵探索もヴェネト州、トレンティーノ・アルトアディジェ州、ロムバルディア州にはいくらでもワイン畑があるので、行きたいところばかりで困るくらいだ。
実りの秋、収穫の秋はワインにとっても仕込みの時期で、この頃になると食欲も戻ってくるしワインもおいしくなる。日本では赤を飲むのがワイン通ということになっているが、イタリアではそんなことはない。赤だけでいいなら、世界中で大量に生産され飲まれている白ワインは一体なんなのだろうか。
そもそも、魚や白身の肉を食することが多い日本の食事には基本的に白ワインが合うと思う。前号で紹介したスプマンテは祝い酒でもある。おめでたいことがあるときに乾杯するのはスプマンテと白に決まっている。イタリアのスキー場では朝食の時からスプマンテが用意してあって、スキーをするのはめでたいハレの時間だって、やっぱりいいなあ、イタリア。
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またシチリアへ行けば…
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こんなカジキのカルパッチョが食べられる
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